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2012年10月21日 (日)

まだ ちょっと ギラギラしてんのかな。

たぶん

TVをつけても

強欲殺人鬼ババアと大嘘つきハゲオヤジの話題ばかりで

不愉快になるだろうから

あえてスイッチを入れない。

十分な報酬がもらえるのなら

死刑執行人になりたい。

長いこと同じ組織に属して安定した報酬を獲ていると

生きることに死に物狂いだったときのことを

忘れてしまう。

時給500円以下で

凍死しそうになったり

大量の鉄粉を吸い込んだり

客のタバコの煙にもうろうとしたり

俺よりも犬よりも鼠よりも低脳者に罵倒されたり

圧倒的な不条理に精神や肉体を痛めつけられたり

していたんだ。

ほんの二十数年前のことだが。

さらに

四十年前くらい前のことを思い出す。

幼少の頃

夕張によく行った。

炭鉱夫。

粉塵で顔が真っ黒。

坑内はタバコ厳禁。爆発・引火の原因になるからな。

汗だくで石炭を掘っていたんだろう。

塩を舐めながら。

仕事の後の

共同浴場。立派だったな。溢れ出すお湯。せめてもの救い。

子どもだった俺が湯船におもちゃを浮かべると

血の気の多いおっさんに怒鳴られた。

ハイライトの一服。さらにチェーンスモーク。

酒。酒。酒。酔いつぶれるまで酒。

おそらく

誰もが

80まで生きるなんて考えちゃいなかった。

せいぜい50、60。

事故が起こればもっと早い。

数十、数百人単位で死んでいた。

生き埋め。爆死。中毒死。

地獄と隣り合わせ。

頻度は少なくなかった。

将来や老後の心配なんて考える余地すらなかったはずだ。

とにかく稼いで家族を養い

荒っぽく怒鳴ったりケンカしたりして生きて

肺がボロボロで

時が来たら死ぬ。

全てが雑だった。

国策の奴隷。

<

息子に恵まれなかったことが原因で

無償の愛で俺をとてつもなくかわいがってくれたおじちゃんは

石炭産業が衰退するまで生き残ったのに

俺の母ちゃんの姉が

激しく性悪な嫁だったことが原因で

坑内で首をつって死んだ。

昭和の中期以降~後半はそんな時代だった。

今となっては

怒りも恨みも悲しみも何も無い。

そういう過去があったというだけで

現在、俺は生きているし

衣食住と報酬と健康に恵まれているし

来週の女遊びのために服を買って

飲み屋で極上の酒と肴を堪能してきたところだ。

まったく

ありがたいばかりで

何の不満も無い。

神なんかクソ食らえだ。

<

今宵の音楽↓

Photo

Are You Gonna Go My Way [CD, Import, from UK]

レニー・クラビッツ CD

当時、ファースト、セカンドとどんどん神格化され

カリスマ的になっていった記憶があるが、

サードアルバム(だったと思う)のこの盤、

日本的には松田聖子並(???)にメジャーになり過ぎて、

あんまり聴き込まなかった。

ひねくれ者の習性がはたらいたんだな。

いま聴き直すと

余計な情報や雑音や評論が耳に入らないので

じっくり向き合える。

いいね。

極上のロックン・ロール。

傑作というより

無駄を削ぎ落とした日常の荒くれサウンド。繊細な曲もあるが。

俺の店で流そうと思う。

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